川崎日香浬公式サイト 
伝統的な古典日本画の技法を用い、主に古事記に登場する高志の奴奈川姫(ヌナカワヒメ)を描いています。
川崎日香浬公式サイト 『古事記に登場する神 日本画で描く』 伝統的な古典日本画の技法を用い、主に古事記に登場する高志の奴奈川姫(ヌナカワヒメ)を描いています。
 
 
 

伝説によると、奴奈川姫は大国主命と結婚後不仲になり、越の国に逃げてきてしまう。追手に追われた奴奈川姫は、新潟県糸魚川市の稚児ヶ池の葦原に身を隠したところ、火を放たれ亡くなったとされている。奴奈川姫が龍に乗り昇天する様子を描いた。龍は高松塚古墳の壁画を現代風に引用した。



紙本着彩 墨・胡粉・本朱・岩絵の具(天然糸魚川産翡翠使用)・純銀箔・硫黄・純金箔


 
 
 
 
大国主命と土地神根知彦の駒ヶ岳伝説
 天津神社 並 奴奈川神社より

新潟県糸魚川市根知谷、駒ヶ岳(1487m)・根知谷別所山に牛の爪痕三つ刻まれた岩と、馬の爪痕一つ刻まれたる岩とあり、昔奴奈川姫命に懸想したる土地神が大国主命の来たりたまいて姫を娶らんとしたのを憤り、大国主命の宮居へあばれ込み、論争の結果、山の高所より飛び比べをなし、勝ちし者姫を得ることにせんと約束する。
土地の神は青毛の駒に跨り、大国主命は牛に乗り、駒ヶ岳絶頂に立つ。
 

先づ土地の神、馬に鞭をあてて飛んだところ、かの馬の爪痕の残れる別所山の一角に達す。次に大国主命牛をはげまして飛びたまいし、不思議にも馬の達せしところよりも、三町先なる地点に達しい給うこれ今日尚、牛の爪痕の残れる岩のところなり、然るに土地の神、先づ憤激にまかせて馬を飛ばせしが、天なり神の咎めやありけむ、僅かに駒ヶ岳の中腹に達せしのみにして、しかも馬は少しも動かず、そのまま石に化してしまった。
 

今尚、駒ヶ岳の中腹に馬の形したる岩石ありありと見ゆ。
即ちこれなり。而してこの馬石と化してもなお、時候の変り目などには折り折り寝返りをなすと、今日土俗の信ずるところなり。
 参考文献 「奴奈川姫とヒスイ文化」土田孝雄 著
 
 
 
 
 
 
 
奴奈川姫の息子、建御名方命(諏訪の神)がタケミカヅチ(雷神)にってよって諏訪に追われるという、有名な国譲りの神話の一場面を描いた。
 
 
 
  鈴鏡とは鏡の周縁に小鈴をつけた鏡であるが、これは中国鏡にはなく仿製鏡のみである。関東地方に出土する例が多い。ここに鈴鏡をつけた巫女の埴輪の写真があるが、鈴鏡は腰にぶらさげている。してみると、巫女は鈴のついた鏡を腰につけて踊り、踊りながら鈴をチリンチリンと鳴らしたのだろう。これは、鈴が神事に必要かくべからずものであり、古墳時代にも鈴が甚だ愛好されていたことを語るものであろう。    梅原猛 「葬られた王朝」 より

神社に鈴があるように、鈴は神の音である。舞の神である奴奈川姫が鈴を鳴らしながら舞いを舞う姿が、私の頭の中で瞬間的に一枚の絵になった。
 
鈴鏡とは鏡の周縁に小鈴をつけた鏡であるが、これは中国鏡にはなく仿製鏡のみである。関東地方に出土する例が多い。ここに鈴鏡をつけた巫女の埴輪の写真があるが、鈴鏡は腰にぶらさげている。してみると、巫女は鈴のついた鏡を腰につけて踊り、踊りながら鈴をチリンチリンと鳴らしたのだろう。これは、鈴が神事に必要かくべからずものであり、古墳時代にも鈴が甚だ愛好されていたことを語るものであろう。    梅原猛 「葬られた王朝」 より

神社に鈴があるように、鈴は神の音である。舞の神である奴奈川姫が鈴を鳴らしながら舞いを舞う姿が、私の頭の中で瞬間的に一枚の絵になった。
 
  
 
   代表作
 作品集
 奴奈川姫とは
 プロフィール
 個展会場風景
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  こしひかりのあとりえ
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